彼と私④

そのころ、私はずっと好きだった人がいて、片思い中でした。
大学1年の恋。未熟で、彼しか見えなくて突っ走ってた。
いろんな人に迷惑かけた。
その人はちょっと変わったところがあって、だんだん時間がたつほどにへんになってきた。
宗教の話を延々としたり、突然電話かけて来て「今いくら持ってる?」とか、夜中に突然電話かけて来て「今から行くから。」とか。
もちろんお断りしたけど。でも好きだった(笑)
周りのみんなが止めてくれてた。いっぱい傷つけて、傷ついて。辛かった。
泣いて泣いて、止まらなかった時真っ先に思い浮かんだのは彼でした。
訳も聞かずに聞いてくれたね、涙でぐしょぐしょの私にびっくりしたけれど・・・。

普段の明るくてはしゃいでいる私にも弱い姿があるって知ったそう。

私はなんかすっきりしてその後もちらほら話を聞いてもらった。
お互い読書が好き、ってわかって学校で貸し借りするようになった。
私は東野圭吾の「秘密」をかした。
彼にとってすごく印象的だった、今まで読んだことがなかった。
ハマった~って言ってた。私もいろいろ貸してもらった。本の感想も話してたね。
秋の紅葉がきれいだったな・・・。

そのあとサークルでも話してて、「お互いにクリスマス予定ないならクリスマス会しようっ!」って誘った。
12月26日にピザとパスタの食べ放題に行って、カップルを蹴散らそう会(私案)をすることになった。
夜に会うのは初めてで、ちょっと緊張した覚えが(笑)
たまたま昼に紅茶のカップケーキたくさん作ったから一緒に持って行った。
お店に一緒に入って、「がっつり食べるぞー!」って言って、食べ始めた。
食べ放題って「●○がおいしかったよ」とかすすめあいもするから話題も途切れず話したね。
年末で私も帰省予定があったので、一年の総括みたいな話になった。大学とかアルバイトのこととかも話したね。
カップケーキもそれなりに喜んでくれたみたいで、「ありがとう」って。
帰りはおなかいっぱいで満足して夜風にあたって散歩した。
川べりをてくてく、のーんびり。
そしたら彼が「おれはよく大学で○○さんとよく話しているけど、付き合ってるとかやなからっ」って突然言った。
私「・・・(ポカーーーン)あっ!そうなんやー。」
私(なぜそんなことを急に・・??男の人は謎やな。)
そのあとはバスに乗って帰りました。見送りもバス停までしてくれました。


なんと!!
この川べりの意味不明(失礼!)な発言が彼にとってはがんばって言った、告白?だったらしいです。
でも、ちゃんと「好きです」って言えなくて悔しくて悶々としていたらしいです、帰宅後も・・・。


全く気付かずその日はアパートに帰ってすやすや眠った私でした。
そして新しい年になりました。


タグ :彼と私


2011年10月10日 Posted byrise at 10:48 │Comments(0)

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